この画像のオメガスピードマスタープロフェッショナル、一見何の変哲も無いOLDスピマスですが、中の機械を見てみると・・・
妙な機械が入っています。めっき色がシルバー(年代的にロジウムではない)もそうなのですが、節々が変わっています。まあ、ムーヴメント入れ替えした個体なのでしょうが、この仕様が純正であったらお宝でしょうけどねー・・・ってそれはないな(笑)
下のCal.321(左)、Cal.861(右)と上の謎のムーヴメントを比較して見るとよく解ります。謎のムーヴメントはこの321と861の特長を併せ持った機械なんですね(^^)
まずセンタークロノグラフ車と30分計車を受けているY字型のプレート。これが321の形状と酷似しています。でも321の特長であるクロノグラフ動作の要、ピラーホイール式がカム式になっています。それでいて天輪は321のチラネジ式を継承している。クロノグラフ作動用のプッシュボタンからカムに繋がるレバーはどう見ても861と同様のダイレクトにカムを押す形式。でもセンターと30分計のリセットハンマー形状は321。そして30分計への動力伝達には321の様にスライディングギア式を採用している。緩急針調整用の偏芯ネジはまだ採用されたいない・・・などなど、二つのムーヴメントの特長がゴチャ混ぜになっているんです。
この機械、実はレマニア1270と言う機械でもちろんスピードマスターシリーズに搭載された記録はありません。よく雑誌などではCal.321からCal.861へとコストダウンされた廉価な機械的な書かれ方をされますが、レマニア社ではCal.321こと27CHをモディファイする過程で今回の様なレマニア1270などの機械を作り、整備性、製造コスト、堅牢性などの総合的なパフォーマンスを鑑みた上で、更にモディファイされたレマニア1872ことCal.861をリリースしたんです。それがスピードマスターの新しいムーヴメントとして採用されたと言うのが正確なところでしょう。
1960年代のレマニアの手巻きクロノグラフの歴史を垣間見る事の出来る珍しいムーヴメントなんです!
妙な機械が入っています。めっき色がシルバー(年代的にロジウムではない)もそうなのですが、節々が変わっています。まあ、ムーヴメント入れ替えした個体なのでしょうが、この仕様が純正であったらお宝でしょうけどねー・・・ってそれはないな(笑)
下のCal.321(左)、Cal.861(右)と上の謎のムーヴメントを比較して見るとよく解ります。謎のムーヴメントはこの321と861の特長を併せ持った機械なんですね(^^)
まずセンタークロノグラフ車と30分計車を受けているY字型のプレート。これが321の形状と酷似しています。でも321の特長であるクロノグラフ動作の要、ピラーホイール式がカム式になっています。それでいて天輪は321のチラネジ式を継承している。クロノグラフ作動用のプッシュボタンからカムに繋がるレバーはどう見ても861と同様のダイレクトにカムを押す形式。でもセンターと30分計のリセットハンマー形状は321。そして30分計への動力伝達には321の様にスライディングギア式を採用している。緩急針調整用の偏芯ネジはまだ採用されたいない・・・などなど、二つのムーヴメントの特長がゴチャ混ぜになっているんです。
この機械、実はレマニア1270と言う機械でもちろんスピードマスターシリーズに搭載された記録はありません。よく雑誌などではCal.321からCal.861へとコストダウンされた廉価な機械的な書かれ方をされますが、レマニア社ではCal.321こと27CHをモディファイする過程で今回の様なレマニア1270などの機械を作り、整備性、製造コスト、堅牢性などの総合的なパフォーマンスを鑑みた上で、更にモディファイされたレマニア1872ことCal.861をリリースしたんです。それがスピードマスターの新しいムーヴメントとして採用されたと言うのが正確なところでしょう。
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