スピマスプロに積まれているCal.861系の機械、
レマニア社ではCal.1872の型番で、
登場からもう37年も作り続けられている事からも解る通り
まさに名機の誉れ高い機械ですね(^^)

もうひとつレマニアには良い機械がありますね。
それが今回ご紹介の1970年代にスピマスのファースト・オートマチックシリーズに
搭載されたOMEGA Cal.1045ことレマニア5100です。
つい数年前に惜しまれつつ生産を終了したクロノグラフ・ムーヴメントです。

下の画像、左が1974年のスピマスオートマチック(ST376.0012)に積まれた
レマニア5100ことOMEGA Cal.1045、右が生産終了直前のSINN157Mに
積まれているレマニア5100です。
機械自体の色が赤銅色のオメガのローズゴールド・プレーティングから
SINNのシルバーメタリックのロジウム・プレーティングに変わって
随分印象は違いますが、歯車から何から全て同じ取り回しです。
やはりこの機械も30年間継続して生産されたまさに名機と呼ばれる機械でしょう。



1970年代のオメガ・クロノグラフと言えばスピマスでもマーク・シリーズが
有名ですが、マーク3、マーク4や125周年記念モデルに積まれていた機械は
同じレマニア社でもOMEGA Cal.1040(レマニア1340)で、
これはCal.861(レマニア1872)に自動巻き機構を付けた改良型。
今回ご紹介のOMEGA Cal.1045ことレマニア5100
1974年当時新設計の機械として登場しました。

当時時計業界のクオーツショックに影響する流れでしょうか、コストダウンが著しく、
プラスチックパーツが多用されていたり、スプリング類の見た目が貧弱だったりと
どうもグッドルッキングとは言い難いですが、
使ってみるととても精度良く、特に姿勢差が少ない優秀な機械なんですね(^o^)/
レマニアさん、5100の復活を是非希望しま〜す!!

5100でスピマスオートマチック復刻版なんていかがでしょうか?