画像の裏蓋左右はお馴染みの物ですね。
左側が1960年代を代表するタツノオトシゴと「SPEEDMASTER」が
刻まれたシンプルな裏蓋。
右側が1970年代から現在も使われているメダリオンと周囲に文字が
刻まれたスピマスプロの象徴的裏蓋。
その2つに挟まれたメダリオンだけの裏蓋
・・・これって一見1st.レプリカモデル(3594.50)や
1985年に販売された初代ムーンフェイズ(ST345.0808)の裏蓋かと
思われ方も多いと思いますが、実は1971年頃製造の極少数の
スピマスプロ(ST145.022)に使用された物なんですねー(^^)

まさに左のシンプルタイプから右のメダリオンタイプに移行する狭間に
見られるイレギュラーと呼んでもいいタイプなんです。
もちろんこの頃の内側に刻まれる型番刻印は「145.022 ST 71」。
最後の「71」って部分が1971年って意味なんです。
つまり「145.022 ST 71」にはこの3タイプが共存するんですね(^^)



因みにこの型番と一緒に刻まれる「71」などの年代刻印は1960〜1970年までで、
1980年代には刻まれ無くなりました。
また、1970年代も毎年の刻印があるのではなく、2年毎のみの刻印が存在しているんです。
「71、72、74、76、78」ですね(^^)
年代刻印が「72」だと1972〜74年あたりの製造の物に使われます。
もし1970年代の奇数年刻印裏蓋をお持ちの方がいましたら、
是非拝見させて下さ〜い(^o^) 見たことがありませんので・・・存在しないと思うな(^^;