WELCOME To スピードマスター!? - 【日々スピマス道】

時計蒐集・・・スピマスにはじまり、スピマスに終わる。これぞ極意也。

寝不足気味・・・。

今回は時計以外のネタをひとつ。
私、あまりゲームの類はやらないんですけど、
久々にゲームにはまっちゃいましました(^^)
初代のPS、「グランツーリスモ」以来かな・・・。
ご存知の方もおられると思いますがPS2の
ツーリスト・トロフィー」ってバイクのゲームです。
これ、本当に良く出来てるわーー。
バイク乗りならはまること間違い無しですね(^^)
とにかくリアルです。本当にバイクを操っている様な錯覚に陥ります。
この手のゲームって、はじめるとなかなか止められないんですよねー。
でもほどほどにしないと、寝不足で体を壊しますわ(^^;

とりあえずヘタレ・プレイの動画をご紹介(笑)
再生前に音量に注意して下さいね!



お茶を濁す話題で失礼しましたm(_ _)m



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料理してみました。

先日レストアベースで購入した30mmキャリバーを積んだシーマスター30
早速料理(レストア)に掛かってみました(^^)
まずは見事にヒビの入った風防の交換を施工してみましたので
その実況をしてみたいと思います。
画像が多くて重いけど下手な説明するより百聞は・・・て事で。

風防交換にトライされる方はご参考にされて下さい。
あくまでも自己責任の範疇で行って、最低限の道具は揃えて下さいね。
無理は禁物ですよ!無理そうでしたら素直に時計屋さんに頼んで下さい!!



今回はケースRef.にあったOMEGA純正プラスチック風防を取り寄せました。
サイズの合う凡庸プラ風防を使う手もありますが、
そうすると文字板と風防が接する部分に入る
シルバーのインナーリングが無いので、
見た目の締まりがなくなるんです。
やはりインナーリングも時計の顔の一部として大切なんですね(^^)



まずは裏蓋を開けておしどりネジを緩め・・・



リューズを巻き芯ごと抜きます。



そしてケースと機械を固定している2箇所の機留めネジをはずし、



機械を取り出します。
手の油を着けない様に指サックは必需品ですね(^^)



機械は固定台でお休みして頂きます。
間違っても机に直置きなんてことはしない様にしましょう!



それでケースからプラ風防をはずすのですが、
私は内側から押してはずしてますが、これが結構固い!



ムギューっ!とフルパワーで親指で押すと、パカっ!とはずれます(^^;
はずれない場合にはスーパーサイア人に変身してから
行って下さい(ウソです・・・すいません)。
外れない時は諦めるてプロに任せるか、器具を使ってはずします。
私は圧入機を使ってうまく駒を組み合わせてはずします・・・。



はずしたらケース内面とベゼル内側を綺麗に掃除します。
歯ブラシなどを使ってゴシゴシと・・・ピカピカにしておきます。
必要ならベゼル部分のポリッシュなどもしておくと良いですね(^^)
風防をはめると隅のキズなどは落とせなくなりますからね。



で、風防をはめるのですが、その前に少し風防に細工をします。
風防の底のエッジをサッと落としておくんです。
これ、ダイワ時計店の岡店長に教わった裏技なんです(^^)
これをするとスムーズにプラ風防が挿入出来るんですね。
でも削り過ぎるとスカスカになったり防水不良になりますので、
あくまでもエッジを落とす程度にサッと僅かになんです(^o^)/
工具はリューターを使用しています。



さて、挿入ですが圧入機を使用して押し込みます。
まず手では入りません!!スーパーサイア人で・・・って割れますよ(^^;
圧入機にケースと細工済みのプラ風防をセットします。
純正風防にはもちろん中心にΩマークが刻まれていますので、
これが真直ぐになるように位置を調整し、
圧入機の駒もサイズが合う物に付け替えておきます。



圧入作業をする前に、風防にビニールシートを1枚掛けます。
これで作業時、表面に無駄なキズが着くのを避けます。
こんなビニールシートも大事な工具の一つなんですね(^^)



圧入機の駒がプラ風防全体に均一に当たる様に調整しながら仮り締めした後、



ギューーーっと締め込みます。
するとパキっと軽い音がしてはまります(^^)
たまにゴキっと音がして縁にクラックが入る事がありますけど、
その場合は失敗!その風防はご愁傷様となります。
でも上記のエッジへの細工でその確率はかなり下がりますよ(^^;



圧入機からはずしてしっかり風防がはまっているかケースを360°確認します。
ケース内側からも見て、しっかりと内側のインナーリングが
ケース内側の定位置まで挿入されているかも確認します。





しっかりと挿入できたら後は機械を元に戻すだけですね。
最後まで気は抜かないようにっと。
ケースや風防の内側に着いた汚れをしっかり落とします。
風防内側の静電気でくっ付いたホコリは、例のダストブロワーでシュッと!。



そして機械をケースに戻して、まずリューズと巻き芯をはめておしどりネジを締め、
リューズの巻き上げがスムーズなのを確認した位置で、
機留めネジを締めてケースと機械を固定します。



最後に裏蓋を閉めて、もちろん使う道具は例のゴムボールです(^^)



綺麗になったプラ風防です。中心に真直ぐな方向でΩマークがあるのが
確認出来ますね。でも風防が綺麗になった分、
文字板の傷みも丸見えになっちゃいました・・・(TT)



どうでしょうか??? Before-Afterですけど。
さて、次は文字板を何とかせにゃー・・・(^^;
今回の交換方法はあくまでも「おじゃる流」ですので
時計技師さんによってはプラ風防専用の挿入機を
使ったりする方法もありますので・・・念のため(^^)



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ミクロの世界だね。



先日もスピマス野郎BBSの方で話題に上りましたが、
センタークロノグラフ針の調整に関してこんな資料を紹介します。
これはスピマスシリーズに搭載されているCal.861系ムーヴメントの
TECHNICAL GUIDE(技術解説書)」で、メンテナンスに関して
図説されているOMEGA公式資料です。

その中にクロノグラフ輪列の調整について解説されているのが
下の解説ページです(解り易くするため、少し加筆しています)。
実際のムーヴメント画像と照らし合わせて見てみるとよく解りますね(^^)

図説の様に3つの歯車の噛みシロが、
ドライヴィングホイール⇔伝え車間で歯車の2/3に、
伝え車⇔クロノグラフ車で1/3にと、細かく調整値が規定されているんです。
バックラッシュ値が0.02mm〜0.04mmなんて数字も見えますね。
オーバーホールなどの分解整備後に再組み立てする際も、
ただ組み立てるのでは無く、顕微鏡などでこれらの規定値になるように
確認・調整しながら組み上げるんですね。
■英文中の補足■
 1705・・・クロノグラフ車
 1710・・・ドライヴィングホイール
 1712・・・伝え車
 1701、1702・・・調整用パーツ
それぞれ機械のパーツナンバーです。





伝え車とクロノグラフ車の歯車同士の噛みシロが少ないと
センタークロノグラフ針が飛びやすくなったりします。
衝撃などでずれることもありますので、クロノグラフ針の動きが調子悪い場合には、
一度時計技師さんに診てもらうのも手ですね(^^)

でも0.01mm(或いはそれ以下!)なんて調整量ですからまさにミクロの世界
こんな調整をしてしまう時計技師さんはやっぱり凄いや(^o^)/

機械式時計の構造をとっても丁寧に解説している書籍のご紹介!
知る人ぞ知る時計技師本間誠二氏著の「機械式時計【解体新書】」です。
下記リンクよりご購入頂けますよ!


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これは使える!その2



画像の様にスピマスの機械をケースから出して
掃除までするハードなスピマス使いの方って
そうはいないと思いますけど・・・(^^;

その際に風防内側のホコリって、綺麗に掃除したつもりでも
組み上げてみると残っていたりするんですよねー。
特に冬場の乾燥する時期は静電気でなかなかホコリが綺麗に
取り除けなかったりします。
ブロワーでシュポシュポと地道に取り除くのが常道ですけど・・・。

そんな時に役立つのが電子機器のホコリ取りに使う
スプレー缶式のダストブロワー
本来の用途としては「パソコン、デジカメ、プリンター、スキャナーetc.」
に使用する物で、パソコンショップの備品売り場に並んでいる物です。



このスプレーの激しい噴射力で一気に風防内側のホコリを
飛ばしてしまえるんです(^^)
静電気もなんのその。微細なホコリも一気に吹き飛ばせますよ!



ただし間違っても文字板やムーヴメントには使用しないように!
ダストブロワーの主成分は代替フロンですので、
油分の洗浄力もありますし、文字板に染みをつける可能性もあります。
激しい噴射力でムーヴメントを傷めてしまいますよ!!

上記使用法を注意して、例えばブレスの駒間やバックルの内側隅などの
汚れを吹き飛ばしたり、プッシュボタンの隙間の汚れを
吹き飛ばしたりと色々使えますね(^^)
でもあまりやり過ぎてプッシュボタンの隙間から
中にガスが入らない様にして下さいね(^o^)/


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最近買った時計書籍。



この時計書籍、「MECHANICAL WATCH BIBLE―機械式時計バイブル」です。
えらい高かったけど(¥4,200-)、値段相応の内容でとても楽しめました!
A4大でハードカバーだけに、ズッシリと重たいし・・・。

内容はと言えば時計の構造や歴史、メーカーの歴史などの
お約束の内容に続いてなんと言ってもメインなのが、
実際に腕時計をオーバーホールする過程が写真で
事細かに解説されている事です。
何とその他に、この書籍DVDが付属しているんです。
そのDVDには書籍内で解説されていたオーバーホール作業を、
実際に施工している動画が収められているんですね(^o^)/

先日、所有しているETAムーヴ搭載のエニカー・ウォッチのゼンマイが
突然切れてしまったんです。
香箱開けてゼンマイを交換するまでは私の技術では出来ませんので、
外装ボロボロの同じくエニカーより香箱ごと移植して
事無きを得たことがありました。
その時はまだMECHANICAL WATCH BIBLE―機械式時計バイブル
持っていませんでしたので、バラしたETAムーヴを四苦八苦して
組み上げた苦い経験があるんです。
(2,3,4番車の受けがなかなかはめられないんだなー・・・汗)

と言ってもこの書籍があれば直ぐにでも機械の分解・組み立てが
出来るようになる訳ではありませんので念のため・・・(^^;
まあでもこれ見ると時計技師さんって凄いなーと
単純に感動できますね(^^)

時計修理に必要な工具の紹介です。



ETA2894-A2の分解と組み立てです。
このムーヴメントはとてもよく目にする大メジャー機械ですね。



書籍中ではゼニスのエル・プリメロも分解と組み立てを紹介しています。
う〜ん、時計技師さんって本当に偉大ですね!



スイスの時計工房の紹介などもありますよ。



「機械式時計の名品50」の中にスピマスの1st.モデルを発見!
でもこの1st.ちょっと機械が変ですね・・・、
同じCal.321だけど1st.よりずっと後年の物の様ですが・・・???



そして若き時計技師を育てる唯一の時計学校
ヒコ・みずのジュエリーカレッジ」のご紹介も。



そして巻末に付属されているDVDです。



値は張りますが、写真が多いですのでボーッと眺めていても
結構楽しめる内容ですよ!
ご興味のある方は下のリンクよりご購入頂けますよ(^^)



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スピマスに終わる。これぞ極意也。


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