2005年10月17日

ノスタルジーな響き。

今回はまたスピマス以外に所有する時計をご紹介します。
下の画像の時計、SEIKOのベルマチックという物です。
名前の通り設定した時間にベルを鳴らすことが出来るアラーム時計なんです。



機械式のアラーム時計で有名な物にはルクルトのメモボックスや
バルカンのクリケットなどがありますが、今回のベルマチックはそれらに比べて
もっとずっとチープ(庶民的な)な国産物、働くお父さん仕様とでも呼べましょうか(^^)
ベルマチックは1967年から10年ほど販売されたらしいですが、
今回ご紹介の物は海外仕様で、比較的国内で販売された物はビジネスマン向けという
こともあり、地味なデザインの物が多かったのですが、
今回の物は深青の文字板に真っ赤なインディケーターの付いた回転ベゼル(時間設定用)。
私はこの色合いが気に入って手に入れたんです(^o^)

このベルマチック、自動巻きなんですが、リューズを回すとゼンマイが巻けるんです。
「それって普通じゃん!」って言わないで下さい。
巻けるゼンマイはアラーム用のゼンマイなんです。
そう、この時計は通常の時計駆動用のゼンマイの他にアラーム駆動用のゼンマイも
備えているんです。因みに時計駆動用のゼンマイは手動巻上げが無いんですね(^^;

使用方法はまず3時位置の通常リューズでアラーム用のゼンマイを巻いてあげる。
そしてリューズを一段引き出して回すと画像左側の様に赤いインディケーターの付いた
インナーベゼルが回転するんです。そしてアラームを鳴らしたい時間にインディケーター
を合わせる。目盛りが10分おきなんで、正確にオンタイムで鳴らすのは無理ですね(^^;
そしてリューズを戻したら、今度は画像右側の2時位置にあるボタンを引っ張り出すんです。
これでアラームセット完了です。
設定した時間付近(あくまでも付近です!)になると、
ジリジリジリッ」という何ともショボ〜い音色とともに
はめていた手首に振動を感じさせて時間を知らせるんです。
15秒くらいかなー、アラーム音と振動を発した後、ゼンマイを使い切って鳴り止みます。

でもこのショボ〜い音色がノスタルジーを感じさせる良い味を出しているんです。
まるでゼンマイ仕掛けのブリキのおもちゃの様な哀愁ある音色です(^o^)



このアラーム音を出す駆動を見てみると、画像中の赤矢印のハンマーが
ムーヴメント外周に沿って取り付けられた鐘鉄を叩いて音を発するんです。
画像下がハンマーが往復運動しているところです。



昨今のクオーツ時計ならアラーム機能なんて当たり前ですね。
X-33のけたたましい電子的なアラーム音も正確な時刻を知らせるためには良いですが、
こんな機械式アラーム時計のノスタルジー満天な音色も微笑ましくて良いもんですよ(^^)


ojarumaru99 at 22:09|PermalinkTrackBack(0)clip!時計雑記 

2005年10月12日

プラがねえ・・・。

スピマスプロの基礎ムーヴメント「Cal.861」。
1968年、それまでのCal.321ムーヴメントからCal.861ムーヴメントに載せ替えられて
登場した5thモデル・スピマス。
それから現在まで基本的には変らないこのムーヴメントがステンレス裏蓋モデルに
搭載されてきたのはご存知ですね。
地板のめっき色は当初、赤金色めっき、そして金色めっきへ、
現在は銀色のロジウムめっきに変わって形式もCal.1861へと変更されました。
そのままでもこのCal.861系ムーヴメントは綺麗なんですけど、
更に見せる細工を施したのがCal.863系のスケルトンモデルになります。
その細工の中でもクロノグラフのストップレバーが861系のプラスチックから
863系ではメタル製に替えられているのも有名な話ですね。

でも1968年Cal.861登場から数年間はこのストップレバーがメタル製だったんです。
下の画像はどちらも「145.022-71ST」と裏蓋内に刻印された
1970年代はじめ頃のスピマスプロです。
赤丸内のストップレバーが左のメタル製から右のプラスチック製に移行した前後の
モデルです。
その他にも矢印のクロノグラフ系の出車3つがそれまでの金色にめっきされた物から
ブラス地そのままの歯車に変更されているのが解りますね。
以前紹介した裏蓋のメダリオン刻印と言い、今回の機械のパーツ変更と言い
この1970年代はじめにスピマスプロの仕様変更が集中しているようなんです。



メタル製のストップレバー、出車の金色めっき・・・、裏スケカスタムをするなら
この最初期赤金めっきのCal.861機械がもっとも映える仕様なんですね(^^)
(現行Cal.1861はこの出車3つが金色ですけどね・・・)

私も1969年製の赤金Cal.861を裏スケカスタムして日常使いしていますよ(^o^)/


ojarumaru99 at 20:46|PermalinkTrackBack(0)clip!スピマス雑学 

2005年10月08日

1171/1ブレス活用編その3

またしても1171/1ブレスと633フラッシュフィットをいじってみました。
今回はカスタムされたスピマス全体をコーディネートする感じで、
3連の1171/1ブレス両脇の駒部分をミラー仕上げにしてみました。
作業自体はミラー仕上げしたくない部分をテープでマスキングして、
仕上げする部分をバフ&研磨剤で一生懸命磨くのみです(^^;





ケースサイドに流れるミラー仕上げライン、文字板のシルバーインデックス&シルバー針、
ベゼル・カスタムで換装したミラー仕上げのブロードアロー用ステンレスベゼル、
そして前回交換したサイドがミラー仕上げされたOLDバックル。
これらと相まってとてもカスタム・スピマスがエレガントにまとまった感じに
仕上がりました。
ゴールドのテンションリングがアクセントに効いていますね(^^)



まだまだ続く1171/1ブレス活用編・・・。

1171/1&633ブレスセット、ブロードアロー用ステンレスベゼルとも只今在庫あります。
「スピマス野郎営業部」よりどうぞ(^^)

ojarumaru99 at 22:10|PermalinkTrackBack(0)clip!裏技 

2005年10月05日

比べちゃいかんか・・・。

OMEGAのラインアップの中でも一際異彩を放つモデル「スピマスプロX-33」(左)。
まるでそのX-33を模したような「SEIKO ALBA EPSILON ASSR001」(右)。
この2つのモデルを簡単に比較してみたいと思います。
しかしこの2つ、比べるには価格が違いすぎましたね。
定価 X-33 ¥399,000-、EPSILON ¥13,650-・・・何倍かな。30倍?ははは。



さて、まず両方の液晶を発光させて見るとX-33の方がEPSILONに比べて
かなり明るいのが解ります。これはX-33がバックライト全体が光るのに対して、
EPSILONは文字部分だけが発光する反転液晶タイプのためなんですね。
EPSILONの反転発光は少し暗めなので、液晶発光時の視認性はX-33の方に
分があるようですね(^^) でもEPSILONの方が省エネだと思いますが・・・。



筐体はどちらもチタン製。価格の違いはやはり如何ともし難く、この作りの部分で
EPSILONはX-33の足元にも及ばないと言った感じですね。
X-33はボリューム感があり、複雑な曲面の筐体が美しさを感じさせます。
でもEPSILONも必要にして十分のクオリティーは確保していますよ。
SEIKOは元々チタン加工には定評ありますからね(^^)



明るい場所での視認性は、液晶表示に関してははっきり言って差がありません。
どちらも見やすいですね。ただX-33の方はその独特な太いアロー針形状で
液晶を覆ってしまい視認性が落ちる時間帯もあります。
そのために針を中抜き加工にしてはいますがね・・・(^^;
3針の時刻表示は間違い無くX-33の方が視認性は上です。
EPSILONにもアロー針着けちゃうか(^^)!
無反射コーティングですが、ありのX-33、無しのEPSILON,
はっきり言って差がありませんね・・・私感ですが。



X-33所有者が口を揃えて言う事がアラーム音がデカイってことです。
本当にデカイですよ、目覚まし時計の様ですね(^^)
裏蓋に設けられたスリットがその役割を果たしているのでしょうかねぇ。
EPSILONは単なる平面のスクリューバックです。アラーム音もしょぼいです(^^;



因みに防水スペックはX-33が30m防水に対して、EPSILONは100m防水!
X-33はとにかく多機能です。必要か不必要かは別にして・・・。
EPSILONは必要にして十分な機能のみです。
外装の作り込みは間違い無くX-33が上ですが、この30倍の価格差!
さて、あなたならどちらを選びます?

それぞれの詳しいスペックは下記リンク先をご参照下さい。

「OMEGA SPEEDMASTER X-33」
「SEIKO EPSILON ASSR001 (ラバーバンド仕様)」
「SEIKO EPSILON ASSR003(メタルブレス仕様)」

ojarumaru99 at 00:59|PermalinkTrackBack(0)clip!時計雑記 

2005年09月30日

メジャーネタですが・・・その2

現在のリューズガードが装備されたスピマスプロの原型は
既に40年あまり前の1963年までさかのぼります。
その後1968年に機械がCal.321からCal.861へと載せ換えられ、
文字板のプリント書体が微妙に変わったり、色々なブレスが装着されたりしましたが、
面構えは今も昔も変わりなく、そのデザインの完成度の高さを再認識させられますね(^^)

でも雑誌やネットでの2D画像ではなかなか解りづらいのが年代によるケース形状変化。
OLDケースの肉感的造形美が、現行モデルには無い荒々しさと美しさを持っているのは
やはり実物を見て、触ってみないと解らないですからね(^^)

今回はOLDケースと現行ケースの代表的な差異をご紹介します。



上の画像は現行のケース、下の画像が1990年代前半まで使われていたOLDケース。
特に大きな違いが、そのケースの美しさの際たる部分であるツイスティーなラグ形状です。
OLDケースは複雑なカーブの複合で成形されているのが解ると思います。

現行モデルのスピマスプロを愛用している方も、機会がありましたら
一度ショップなどでそのOLDケースの醍醐味を手にとって確認してみることを
お奨めしますv(^o^)v


ojarumaru99 at 22:11|PermalinkTrackBack(1)clip!スピマス雑学