2006年01月29日

OMEGAの赤本。

スピードマスターをはじめOMEGAの新品時計は全て現在
PIC(Product Identity Code)と呼ばれる管理ナンバーで扱われています。
スピマスプロのステンレス裏蓋モデルが”3570.50”ってヤツですね。
これは1990年からそれまで用いられてきた”ST145.0022”の様な型式の
リファレンス・ナンバーから製品管理システム変更にともなって
使用されるようになりました。
今となっては”3570.50”、”3573.50”、”3513.30”と呼んだ方が
しっくりくるスピマス野郎の方が多いでしょうねえ・・・。
でもこの”ST145.0022”の旧型式のリファレンス・ナンバーも、
ひっそりとですが確実に使用されているんです。
今でも裏蓋の内側にはこの旧型式リファレンス・ナンバーが
刻印されているんです。俗にケース・リファレンスなんて呼ばれます。

(上 白ムーンフェイズ”3575.20”の裏蓋内側”旧Ref.145.0055”
 中 '90年代スケルトンモデル”3592.50”の裏蓋内側”旧Ref.345.0808”
 下 現行スケルトン”3573.50”の裏蓋内側”旧Ref.145.0811”)


ここ最近のモデルのPICケース・リファレンスを整理しました。

モデル名            PIC   ケース・リファレンス
 スピマスプロ(SSバック)  3570.50   ST145.0022
 スピマスプロ(裏スケ.プラ)  3572.50   ST145.0808 
 スピマスプロ(裏スケ.サファイア) 3573.50   ST145.0811
 スピマスプロ(1st.レプ)  3594.50   ST145.0222
 スピマスプロ(999)     3571.50   ST145.0224
 スピマスプロ(イタリア)  3593.20   ST145.0818
 スピマスプロ(白ムーン)  3575.20   DC145.0055
 スピマスプロ(黒ムーン)  3576.50   ST145.0057
 ブロードアロー(黒)    3551.50   ST178.0022
 オートマチック(黒)    3510.50   ST175.0032
 オートデイト(旧黒)    3511.50   ST175.0043
 オートデイト(銀)     3513.30   SS175.0083
 オートデイデイト(青)   3523.80   SS175.0084
 スピマスX-33        3291.50   TS186.1999
・・・などなど。

で、このケース・リファレンス。何に役立つかと言えば
外装パーツ注文をする時、このケース・リファレンスを
インデックスとした外装パーツ専用のリストからパーツ・ナンバーを
検索して注文するんです!
その「外装パーツカタログ」(Dressing components catarogue)
通称「OMEGAの赤本」(OMEGA RED BOOK)って物なんですね(^o^)/



こんな感じでびっしりと1970年頃以降のケース・リファレンスと
使用されるパーツのナンバーが記されています。
かな〜り字が細かいので見ているとクラクラしてきます。
それに多少英語の部分もありますが、ほとんど表中のパーツ名が
フランス語!なんです(^^;

試しに”3570.50”=”ST145.0022”のパーツを見てみますと、



”ST145.0022”の表中、赤丸部分に”LUNETTE”って言うのがありますが、
これがベゼルの事なんです。
そのパーツ・ナンバーが”082SU1589”とあります。
で、実際に注文して入って来たタキメータベゼルのパッケージを
見てみるとちゃんと”082SU1589”というパーツ・ナンバーなのが解りますね!



そんなんで最近の私はPICよりケース・リファレンスの方が
モデルを思い浮かべる時に解り易かったりするんです・・・(^^;

”3577.50”と言われて暫し考える・・・
  ああ”SU145.0228”の「From the Moon to Mars」モデルの事ね
                  ってな感じです・・・。


ojarumaru99 at 20:43|PermalinkTrackBack(0)clip!時計雑記 

2006年01月23日

ベゼル百景(六景?)。

スピマスプロ標準装備のタキ(プロダクト)メータ・ベゼル。
普段の生活ではこのタキプロダクト機能を使う事はほとんどありませんね。
機能はその名の通り生産性測定が目的なんです。
時間当たりの生産量をクロノグラフ測定により割り出すんですね!
ひとつのプロダクト(製品)製造時間をクロノグラフ測定し、
その時の時間が例えば20秒だったとします。
するとベゼルの目盛りは180を示している筈です。
つまりこのユニットの生産性は1時間あたり180個の製品を製造できるのだと
概算されるんですね(^^)
(その他1kmインターバルを利用した時速測定なども出来ますね)

その他にもスピマスプロには特殊用途のベゼルが存在します。
かつては新品でそれらのベゼル仕様のモデルを手に入れることが
出来たそうですが、現在では出来ません。
でも補修用途の特殊ベゼルが入手出来るので、その仕様にカスタムすることが
出来るんですね(^^)
ベゼルひとつ変えることで同じ黒文字板・白針・白インデックスの
シンプルなスピマスプロが、色々な表情に変わるんです。
その色々な表情を今回はご紹介したいと思います。

まずは標準仕様のタキプロダクト・ベゼル


音の伝播速度343m/秒から換算して60秒を20kmまで均等に
スケーリングしたテレメータ・ベゼル



加減乗除の難しい60進法の時間を、10進法(60秒で100)に
スケーリングすることで時間計算をし易くする目的のデシマルメータ・ベゼル



以前にこのブログでもご紹介した脈拍測定用途のパルセーション・ベゼル


機能的にはタキプロダクトですが、素材にステンレス無垢を用いた
1st.レプリカモデル用ステンレスベゼル


おまけはブロードアロー用のミラー仕上げされた
ステンレス無垢のベゼル



どうですか?画像の撮り方も色々と変えてみましたが
スピマスプロの表情も違った印象を与えるでしょう!
只今「スピマス野郎営業部!」にて各種ベゼル販売中!
どうぞご覧下さい(^o^)/


2006年01月17日

究極の横着者へ。

ウォッチワインダーと言えばオートマチック(自動巻き)の腕時計を
モーター駆動により回す事で、自動的にゼンマイ巻き上げして
くれる便利な道具ですね。
週末などに腕時計をしない方でも、
ワインダーに腕時計をセットしておけば
月曜日の忙しない朝にわざわざ時刻合わせの必要がない。
はめていなかった連休中もワインダーが
腕時計を動かし続けてくれるんですね。

さて、ウォッチワインダーと言ったら前述の自動巻き腕時計用が一般的。
スピマスでも3510オートマチックや3513オートマチックデイト、
ブロードアローなどをお持ちの方なら便利に使えるでしょう。
それでは手巻きのスピマスプロ愛用者がそんな時計の使い方をしたい時は
どうしたらいいの???

あるんですよー、手巻きの腕時計用ワインダーが!
それが下の画像のORBITA社(オービター社)
Sempre Watchwinder(センプレ・ウォッチワインダー)ってヤツです。



随分と立派なケースの中に制御用のモジュールとコレットと呼ばれる
手巻きのリューズを掴むための治具がセットされています。



詳しい説明はこちらのSempre Watchwinder(日本語ページ)
メーカーサイトをご覧下さい。
日本語ページがあるなんて、ORBITA社って結構親切かも・・・(^^)
ただし一部画像が表示されていませんので、英語に自身のある方は
こちらのSempre Watchwinder(英語ページ)をご覧下さい。

手巻き用のワインダーの場合、問題点は大きく2つ考えられます。
巻き切った時に、それ以上巻き過ぎない様にすることと、
リューズを掴む部分(センプレではコレットと呼ばれる部分)のデザイン。

メーカーの説明サイトによれば、トルク制御されているので
ある程度巻上げが完了してトルクが増加すると停止するようなアルゴリズムを
モジュール部分に備えているので安心ですね(^^)

もうひとつのリューズを掴む部分。
リューズの大きさ、形状に対して色々なサイズのコレットが用意されているので
コレットを取り替えることで対応しているようです。
しか〜し、スピマスプロの場合リューズガードがあるんです!
おそらくこの画像のコレット形状だとスピマスプロのリューズと
時計ケース側のクリアランスが狭すぎて、
上手く掴んで巻けないのではないかな???

これは手巻き愛用者のスピマス野郎にとっては
ちょっと問題ありのワインダーですね(^^;
でもリューズガードの無い1st.〜3rd.のOLDスピマスには
良いかもしれませんね(^o^)/

一番の問題はかな〜り高価なところかな・・・(^^;

ojarumaru99 at 22:53|PermalinkTrackBack(0)clip!時計雑記 

2006年01月11日

メジャーネタですが・・・その3

スピマス4thモデルと言ったら現在まで続くスピマスプロのデザインの原点、
ツイスティーで美しいリューズガードからラグへのラインが
初めて登場したモデルですね。
Cal.321を積んだOLDスピマスの中でも比較的玉数も多く、
入手し易いモデルですので、愛用している方も多いと思います。
アームストロング船長のはめていたのもこの4thなんですね(^o^)/

メジャーネタなんでご存知の方も多いと思いますが
4thモデルは前期と後期に分けられる2種類の仕様が存在します。
もちろんどちらもCal.321の機械なのは変わりませんが
型番で言うとST105.012とST145.012の2種類です。
切り替わりの時期は1966年の後半と言われています。
もっとも大きな変更点はクロノグラフのプッシュボタンです。



上の画像がST105.012の物、下がST145.012の物です。
どうですか?ST105.012の方は妙にプッシュボタンの頭が
ずんぐりしていると思いませんか?
俗にST105.012は打ち込みタイプ
ST145.012はねじ込みタイプと呼ばれています。
ねじ込みタイプは現行モデルでも使用されているタイプです。

違いはプッシュボタンの頭と、クロノグラフ動作用の機械に通ずる押し棒との
固定方法なんです。打ち込みタイプはまさにその名の通りボタンに押し棒が
打ち込まれていて着け外しが出来ません。
メンテナンスが容易に出来ないんです。
その点、ねじ込みタイプは押し棒をねじ式にしていますので、
容易に外せてメンテナンスや交換が出来るんです。
頭だけ緩んできて失くしちゃう場合もありますけどね(^^;


打ち込みタイプのボタン内側。当サイトSpeedmaster FAQのQ9画像
ねじ込みタイプにはある、プッシュボタンの押し棒にマイナスドライバーを
あてる切り込みが無い。

打ち込みタイプの壊れる時ってボタンの頭をぶつけたりして
押し棒から折れてしまうケースですね。
そうなると元の通りに修理は出来ません、パーツも入手できませんし・・・(^^;
でも比較的打ち込みタイプの方がボタン根元も太く丈夫で、
構造上クロノグラフ動作時のボタンを押した感触がダイレクトで、
私は個人的にこちらの方が好みですね(^^)

打ち込みプッシュボタンタイプのスピマス4thモデルをお持ちの方、
大事に使って下さいね!もう同じ仕様の補修用パーツありませんから!


ojarumaru99 at 22:43|PermalinkTrackBack(0)clip!スピマス雑学 

2006年01月06日

段ある??

遅ればせながら、新年、明けましておめでとうございます。
今年最初の「日々スピマス道」エントリーですね。

さてさて、昨年の夏くらいからOMEGA MUSEUMより
スピマス3rdモデル”ST105003”の裏蓋に関するアンケートが
届いている方も多いと思います。
過去にOMEGA VINTAGE INFORMATIONを利用して”ST105003”の
ディテール照会を依頼した方々のところに送られた様ですね。

内容は裏蓋サイドの形状に関するもので、
お持ちの”ST1005003”の裏蓋サイド形状が
2アングル(左画像)1アングル(右画像)かってものです。
ハードなスピマス野郎ならもちろん下の画像の様に
分けられるのはご存知ですね(^^)
裏蓋内の刻印が3rd、4th同様に”-65”までか”-66”以降かで
形状の違いがあるんです。

極初期の”ST105***-66”にはイレギュラー的に少数2アングルの物も
存在したようですが、”-65”と”-66”で分けるのが
一番リーズナブルですね(^^)



さて、あなたのスピマス3rd、4thはどちらですか?

ojarumaru99 at 23:24|PermalinkTrackBack(0)clip!スピマス雑学